<オバマの夏休みを批判していたのを棚に上げ、自分はそれよりも長い休暇に入ったトランプ。世間の批判も露知らず。夏を大いに満喫しているようだ>

8月4日、ホワイトハウスを出発し、自身のゴルフ場「トランプ・ナショナルゴルフクラブ・ベッドミンスター」のあるニュージャージー州に飛んだドナルド・トランプ米大統領が、早速、SNSを賑わせている。

トランプは就任前、バラク・オバマ前大統領に対して「仕事を楽しいと思えないのなら、合っていないということだ」などと、休みを取ることを暗に批判。CNNによれば、2016年8月には「(大統領に就任したら)ゴルフをプレーする時間を持つつもりはない」とまで言っていた。そこで今回トランプは、自分の夏休みは「ワーキング・バケーション(働く休暇)」と主張し、あくまで、休みではなく仕事という名目を強調しながら、17日間の日程でホワイトハウスを留守にする。

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しかし、大好きなゴルフ場についたトランプは、そんなこともすっかり忘れてしまったのか。「大統領の夏休み」に遭遇した、施設の利用客がSNSに投稿した写真には、仕事から解放されてリラックスし、ゴルフに勤しむトランプの姿があった。

"Working" #LazyBoy pic.twitter.com/OBERjK8UsW— Vivian Vacca (@ViviVacca) 2017年8月5日

(「Working」。とても楽しそうに「働いている」)


トランプはこの投稿の約1時間前に、仕事をしているアピールとも取れるツイートをしていた。

Working in Bedminster, N.J., as long planned construction is being done at the White House. This is not a vacation - meetings and calls!— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2017年8月5日

(「ホワイトハウスで改修工事をしているから、ベッドミンスターで仕事をしている。会議に電話に。これは休暇じゃない!」)


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ツイッターで「#WorkingVacation」と検索すると、8月5日以降のトランプの状況がよくわかる。

結婚式に出くわして近づく様子もあった。投稿者は、「結婚式クラッシャー」と迷惑そうなコメントを添えている。

the wedding crasher has logged on pic.twitter.com/8d7JPFzQb9— Jason Sparks (@sparksjls) 2017年8月6日



政治系ニュースサイト「Politics usa」は、このような写真やビデオで、トランプのワーキング・バケーションは嘘だったことが露呈したと報じている。

ブッシュの時は、ホワイトハウスが苦し紛れの対応

Politics usaは一方で、ホワイトハウスの対応に苦言を呈している。というのも、ジョージ・W・ブッシュ元米大統領が、長すぎる夏休みを取ったことに批判が出た時、ホワイトハウスは大統領が働いているように見せるために、仕事の予定を何件か入れていたという。実際のところは不明だが、少なくともホワイトハウスは、ブッシュが故郷のテキサス州クローフォードの牧場で掃除をしながら働いていたように見せる頭はあった。

このことから、「現在のホワイトハウスは、トランプの休暇について嘘をつくほどの能力を持っていない」と指摘し、遺憾の意を示した。

トランプ政権はどうだろう。果たして、嘘を隠す能力がないのか、対応に動くのか。トランプの夏休みはまだ始まったばかりだ。

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ニューズウィーク日本版ウェブ編集部