広島電鉄は9月16日から全社員を対象に、短時間正社員制度を導入する。社員が自由に勤務時間や勤務日数を決められる。子育てや介護などに限らず、趣味など自身のライフスタイルに合わせて働くことができ、時短理由は問わない。時短勤務を補完するため、現行66歳までのシニア社員制度を70歳まで延ばすなどカバー体制を確立する。

 同社の社員数は約1750人。これまで電車、バスの運転士など一部の現業社員を対象に時短制度を導入していた。今回、これを事務職、技術職など全社員に拡大し、短時間正社員としての新規採用も始める。

 現在、正社員は週休2日で1日8時間労働となっている。新制度は、1カ月前までに申請すれば労働日数、時間を自由に設定できる。時短勤務の期間は3カ月以上で上限はない。

 時短勤務からフルタイム勤務にはいつでも戻れる。給与やボーナス、退職金の額などは、勤務時間に応じて減額となる。正社員としての待遇に変わりない。


【ファシリテーターのコメント】
「ライフスタイルに合わせて働くことができる」ということが目的となっているが、実際どのくらいの応募があるのだろう。広島電鉄の社員構成は分からないが、業種などによってこの制度の効果はかなり変わってくるはず。「働き方改革」というフレーズにおいて「目的」と「手段」がミスマッチしているケースも多い。
明 豊