トヨタ自動車の新型セダン「カムリ」が国内での発売1カ月で約1万1500台を受注した。月間販売目標は2400台に設定している。新型カムリはエンジンや変速機などのパワートレーンも含めてトヨタの新設計思想「TNGA」を全面導入した第1弾車種。国内ではハイブリッド車(HV)仕様のみ。販売チャンネルは従来のトヨタカローラ店のほか、トヨペット店、ネッツ店の3チャンネルに広げた。

 今やトヨタのクルマづくりのキーマン、吉田守孝専務役員は「新型カムリで『セダン復権』を目指す」と意気込む。

 かつてはレクサスのチーフエンジニアも務めた吉田氏。「セダンは私にとって憧れの1台だった」と振り返る。しかし今はスポーツ多目的車(SUV)人気に押されて低迷。
 
 今回、車台やパワートレインなどすべて一新し、「わくわくどきどきする車に仕上がった。若い人だけでなく、80年代のカーライフを楽しんだ人にも乗ってほしい」と話す。復権へまずは上々の滑り出しだ。

【ファシリテーターのコメント】
スバルの吉永社長はSUVに人気が集まる現状について「人類が“カジュアル化”している。車に限らず、衣服などあらゆるモノがカジュアルになっている。前から予想していたがフォーマルからカジュアルへの流れは当面続くだろう」と指摘しているが。
明 豊