国土交通省は7日、7月の西日本豪雨で甚大な被害を受けた高梁川水系小田川と肱川水系肱川で、治水機能を強化する緊急対策を行うと発表した。小田川と周辺河川の河道整備を含む「真備緊急治水対策」は、小田川の合流点を下流に付け替える事業を前倒しで実施。下流にあたる高梁川の水位変化が上流に影響する「バックウォーター」を抑える。堤防の嵩上げなども行う。事業期間は2018〜23年度で、総事業費は約500億円。

 一方、肱川の河道整備「肱川緊急治水対策」は緊急的対応から5年後、10年後の3段階で実施する。堤防整備や暫定堤防の嵩上げなどを中心に、5年後までに約290億円を投じる。洪水の早い段階で水位を調整できるようになり、西日本豪雨と同規模の洪水でも安全に流下させることが可能になる。

【ファシリテーターのコメント】
いずれも、河川激甚災害対策特別緊急事業(激特事業)として2018年度予算の予備費などを使う。
日刊工業新聞 記者