シャープは家電などをインターネットでつなぐ住宅向けIoT(モノのインターネット)戦略を見直す。米アマゾンや米グーグルが販売する人工知能(AI)スピーカーが浸透する中、両社に対抗するのは難しいと判断、中核に置いていた家庭用AIスピーカー「ホームアシスタント」の開発を中断した。今後はアマゾンやグーグルのAIスピーカーと連携する家電のクラウドシステムや、家電を音声操作できるテレビ用リモコンに力を注ぐ。

 アマゾンなどのAIスピーカーはシャープの白物家電を操作できる。家電の操作はAIスピーカーを経由し、シャープが持つクラウドが担う。データを蓄積し、利用者の生活習慣を把握できる。AIスピーカーが最適に運転するための機能開発などにつなげる。

 音声操作できるテレビ用リモコンもテレビ以外の家電を操作でき、AIスピーカー代わりになる。家族が同じ画面を見られる点などを強みにAIスピーカーと差別化する。