マルカは、サンドイッチ用パンなどを多様な形状にカットできる機械を軸に、食品機械事業を強化する。スーパーやコンビニエンスストアで持ち帰り用の「中食」が、共働き家庭のニーズ拡大や10月から実施される消費税の軽減税率適用により、今後の需要増が見込まれるのに対応する。同社の食品機械の事業売上高として2020年11月期に、19年11月期見通し比10倍となる20億円を計画する。

 食品工場では人手不足の課題などを背景に、自動化・省力化ニーズに応える食品機械が重視されている。マルカは7月に食品機械を手がけるミヤザワ(長野県南箕輪村)を子会社化。ミヤザワはサンドイッチ用のパンを切るスライサーや、スライサーで大きさを整えたパンを超音波カッターで挟んだ具ごとカットするハーフカット機などに強みを持つ。

 マルカでは、市場が伸びるとみる中食需要に最適なミヤザワの機械を旗艦製品と位置付け、周辺の搬送・検査機を含めた食品機械事業での伸長を狙う。

 マルカ自体も、17年に食品機械を販促する部署「フード・システム・ソリューション部」を設置し、国内に加え東南アジアなどの海外営業も担う。

 またマルカが幹事となり、食品機械メーカーなど11社が参画して情報交換に活用する任意団体「フードメーカー・マルカ会」も4月に発足した。

 今後、追加のM&A(合併・買収)も視野に入れ、食品機械の事業売上高を5年後の24年11月期には100億円の到達を目指す。