三菱ケミカルホールディングス(HD)は26日、3Dプリンティングと射出成形を組み合わせた独自成形技術「フリーフォーム射出成形(FIM)」を持つアディファブ(デンマーク)に出資したと発表した。出資額や出資比率は非公表。今後、三菱ケミカルHDの技術やノウハウを活用し、両社で事業領域を広げる。

 FIMは、3Dプリンターにより特殊な樹脂製の金型をつくり、その金型を使って射出成形し、最後に金型材料を除去するという手法。金型は1回の使い切り。強度などの各成形材の特性を維持しつつ、従来の射出成形ではできなかった複雑形状を実現できる。ゴムやエンジニアリングプラスチックを含む熱可塑性プラスチック、セラミック、超硬合金などを加工できる。

 複雑形状の部品は、3Dプリンターで直接生産することもできるが、成形材を積層させるため縦方向の強度が弱い課題があった。

 出資は、コーポレートベンチャーキャピタル子会社の米ダイヤモンドエッジベンチャーズ(DEV)を通じて行い、DEV社長はアディファブの取締役に就任した。

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