ヤマザキマザックが2日に工作機械の博物館「ヤマザキマザック工作機械博物館」を岐阜県美濃加茂市にオープンさせた。創業100周年の記念事業の一環で、他社製を含む歴史的な名機を駆動が可能な状態で展示する。

 工作機械がなければ作れなかった蒸気機関車や自動車、航空機などの代表的な工業製品も展示。あらゆる工業製品を生み出すマザーマシンとしての役割を、楽しみながら理解できる構成になっている。

 日本の工作機械はかつて、生産台数で長年にわたり世界一を誇ってきた。現在も日本の製造業を技術面でリードし、支える存在であることに変わりはない。だが関係者以外で「工作機械とはなにか」との問いに即答できる人は少ないのではないか。

 それだけに博物館の社会的な意義は大きい。建設を唱えて名機を集めた2代目社長の山崎照幸氏(故人)、父の意思を継いで開館を実現した3代目社長で現会長の智久氏。親子二代の熱い思いには頭が下がる。

 工作機械は、IoT(モノのインターネット)や人工知能(AI)、次世代通信技術などを取り入れ、進化を続けている。博物館は、実際に製品に使っている部品の自動加工ラインも併設する。未来を担う子どもたちこそ見てほしい。

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