【京都】白石バイオマス(京都府京丹後市、荻野晴彦社長、0772・62・4466)は、抗菌・消臭機能を持ち、植物由来のバイオマス材料を30%配合したプラスチック製レジ袋を開発し、小売業向けに提案を始めた。政府は7月からプラ製レジ袋の有料化を義務付ける方針だが、開発品は対象外製品になる。価格は厚みや形状、受注枚数などによって異なるが、一般的な汎用プラ製レジ袋に比べ約3割高い程度に抑えた。年間100トンの販売を目指す。

白石バイオマスが開発したのは、材料にでんぷんを20%、米ぬかを10%配合したポリ袋「ネオプラUバッグ」。プラ製包装材の製造などを手がける丸真化学工業(兵庫県豊岡市)と共同開発した。白石バイオマスは原料を供給する。

ネオプラUバッグは、米ぬかが持つ抗菌・消臭機能を保持したまま、レジ袋に求められる強度を付与した。500ミリリットル入りペットボトルを6本入れた場合でも破れず、持ち運べる。食品衛生法の溶出試験に適合しており、食品などをそのまま入れられる。

「レジ袋有料化」の対象外になるのは、植物由来の原料を25%以上含むこと、厚さ0・05ミリメートル以上、微生物によって分解される生分解性素材など、いずれかの条件を満たす必要がある。

白石バイオマスは、米ぬかを20%配合し、抗菌などの機能を持たせたポリ袋を販売していたが、強度上20%が限界だった。丸真化学工業の持つ、袋原反の加工工程や添加剤などの技術で、機能を保持したまま強度を持たせることに成功した。

買い物袋として使った後は、抗菌の機能を生かした食品保存や消臭機能を生かしたおむつ廃棄、生ゴミ処理などの二次利用ができる。荻野社長は「生分解性樹脂より安価に製造できる。有料化を機に一般消費者にも袋の二次利用を普及させたい」としている。