薬進(大阪府門真市、山下交一社長)は、服薬管理しやすいカレンダー方式の分包デザイン「薬暦パックン」を開発し、4月から薬局向けに販売する。患者ごとに服薬時期が同じ錠剤を一包化し、一つずつ切り取って服薬する。誤飲や飲み忘れを防ぎ、高齢者施設などで服薬管理の負担軽減につなげる。今後2年間で500施設での採用を目指す。

薬暦パックンはA4サイズの台紙を各包装用に区切り、患者名と服薬日、時間帯を印字する。各容器に薬を充填し、台紙と貼り合わせて提供する。高齢者施設や在宅介護で服薬確認ミスを防ぎ、管理負担を和らげる。

また4月には高齢者施設向けなどに、服薬管理機能を備えた日誌作成アプリケーション(応用ソフト)「らくRepo」の提供も始める。アプリでは薬暦パックンの各包装に印字したバーコードを読み取ると、スマートフォンなど端末上で患者情報を表示し、服薬状況を記録できる。

薬局には薬暦パックンの記載内容や色、フォントをカスタマイズできるソフトウエアを販売する。分包機などを開発・製造する親会社のタカゾノ(東京都港区)とは専用の自動充填機も開発した。薬局において手作業で薬を充填する薬剤師の負担軽減を図り、順次販売していく。