アイシン精機は、5月からテレワーク制度を全社に正式導入する。これまでは対象を限定して、試験導入していた。全社に展開することで通勤時間の短縮など生産性向上のほか、家族との時間の確保や場所にとらわれない働き方により、創造性を高める効果を狙う。従来の方法にとらわれない、より柔軟な勤務形態の導入で、職場改革を加速する。

アイシン精機は現在、生産性向上と新たな業務の付加価値創造を目的とした働き方改革を進めている。インターネット会議や会議での書類の削減といったITツールを使ったムダな業務の削減や、残業時間の短縮などを進めており、テレワークの導入もその一環となる。

1月からIT関連業務など職場を限定して試験的に実施していたが、職場の理解を得られてきたことから、正式導入に踏み切る。社外でできる業務を抱える社員や、フレックス・裁量労働制の社員、上司が職場外での勤務を認めた社員を対象とする。自宅のパソコンを使いながらも、社内システム上で作業できる環境を構築することで、セキュリティー面を担保した。

単なる生産性向上だけでなく、場所を変えて働くことによるリフレッシュ効果で、新たな発想を生み出す狙いもある。社員個人の状況に合わせた働き方の実現を目指す。

女性や子育て世帯、高齢者など働き手の多様化に伴い、柔軟な働き方のニーズは年々高まっている。加えて新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、在宅勤務への対応が加速している。