ソニーは14日、世界で初めて人工知能(AI)処理機能搭載のイメージセンサーを商品化したと発表した。AI・センサー一体型にし、従来のクラウド経由の処理で課題だったデータ転送遅延や個人情報保護などに対応する。主に製造業や小売業へ売り込む。

新製品はサンプル出荷済みのチップ単品「IMX500」と、6月出荷予定のパッケージ製品「IMX501」の2種類だ。有効画素数は1230万画素。サンプル価格(消費税抜き)はIMX500が1万円で、同501が2万円。

一般的なイメージセンサーは画素チップとロジックチップを積層する構造で、今回ロジックチップ側に独自のデジタル信号プロセッサー(DSP)とメモリーを搭載した。画像なしのメタデータ(属性データ)での出力が可能で、データ量削減とプライバシー配慮につながる。また、メモリー内のAIモデルを更新でき、1台のカメラで複数用途に使える。

インテリジェントビジョンセンサー『IMX500』(左) 『IMX501』(右)(ソニーの発表資料から)