アンドロボティクス(東京都港区、田村幸広社長、03・6457・9706)は、新型コロナウイルス感染防止で非接触需要が高まっていることを追い風に、自律移動デリバリーロボット「フルテラ」を拡販する。フルテラは軽食や飲料などを入れて自動走行でき、利用者は好みの商品を取り出せる。電子マネーなどで代金決済が可能。広い面積のオフィスビルや倉庫、病院、工場などの需要を想定し、年30台の販売を目指す。

フルテラはあらかじめ記憶した施設の地図情報をもとに走行でき、標識テープやポイントマーカーは不要。ライダーセンサーで途中の障害物や人などを回避し、移動目的地や建物のレイアウト変更にも柔軟に対応できる。大きさは長さ900ミリ×幅700ミリ×奥行き460ミリメートル。

JR東日本の高輪ゲートウェイ駅(東京都港区)における、ロボット実証実験にも参加中。指定した場所に自律移動で軽食や飲料を運んで届ける。

利用者は事前に発行する2次元コードなどで棚の扉を開け、希望商品を取り出す。代金支払いは電子マネーのほか、スイカなどのチャージから引き落とすことも可能。工場などの利用では個人の注文情報を記憶し、毎月の給料からその分を差し引くことも可能だという。

コロナ感染防止で人が介在する弁当販売や外食店には警戒感が強まり、非接触のロボットニーズは大きい。アンドロボティクスは工場や倉庫、ビルなど使用場所や規模、人数に応じて仕様のカスタマイズ化を図り、使い勝手を向上させて普及を目指す。