ワークソリューション(長野県辰野町、荻原真二社長、0266・44・1230)は、自社開発した紫外線(UV)式の空気清浄装置「ソルパットAP」の量産を始める。同装置は天井や壁に直付けし、内蔵ファンの作用で室内空気を循環させながら細菌やウイルスを除菌・不活化する仕組み。4月からスポーツジムや美容室、歯科医院、企業の研究施設向けなどに試験設置したところ、好評なため量産に移行する。年内に1000台、2021年度中に5000台程度の普及を見込む。

ソルパットAPは1台で一般的なオフィスなら72・6平方メートル相当、約100立方メートルの空間清浄が可能。レンタルが基本で、料金は1台当たり月2700円(消費税抜き)から。購入も可能で1台16万2000円(同)から。レンタルも購入も、5年間の保守費用は無料。31日までは設置のための工事費用も無料とする。

ファンを内蔵する装置内部を長時間対流する空気に対し、254ナノメートル波長(ナノは10億分の1)の紫外線C波を照射する。装置本体の長さは1・5メートル。

狭い密閉空間内の反射板付き2本の低圧水銀UVランプが効率的に機能し、高い消毒効果に加え消臭効果も大きい。外部換気のない仮定で12時間の連続運転により「通常は除菌が難しいとされる芽胞タイプの枯草菌を100分の1程度に減らせる」(荻原社長)という。

同社は装置の長さを1・1メートルに縮めるなど、省スペース化しながら性能を同等に維持できる機種を開発中で、9月には市場投入できる見込みだ。