町工場がその技術を駆使して「くだらなくて笑えてしまう1品」を製作し、競い合うイベント「くだらないものグランプリ」が名古屋市からオンラインで開催された。会場には鬼瓦のヘルメットやパチンと音の鳴らないゴム製の将棋駒など、“くだらないもの”が集結し、参加した20社は作品がいかにくだらないかをアピールした。

グランプリは金属加工で出る切りくずなどを使った精巧な100分の1スケールのミニチュア社屋を製作した鶴ヶ崎鉄工(愛知県豊川市)。鶴ヶ崎兼也社長は「仲間と日本のモノづくりを盛り上げられ、うれしい」と喜んだ。他の参加者も「社員が一体になれた」「これまではもらった図面の仕事をこなすだけだったが、社員からどんどん意見が出るようになった」と変革が生まれた様子。

主催者の一人である大藪めぐみダイワ化工取締役は「新型コロナウイルス感染症の閉塞(へいそく)感を笑い飛ばしたくて取り組んだが正直、これほど熱くなれるとは思わなかった。2回目も必ず開催する」と宣言した。