丸紅情報システムズは、米デスクトップメタル(マサチューセッツ州)の中量生産向け金属3次元(3D)プリンター「ショップシステム」を発売した。3Dプリンターから焼結炉まで、専用ソフトウエアで統合制御が可能。これにより誰でも簡単に金属造形ができる。部品の試作などの用途で自動車や電子機器、インフラ業界など向けに販売する。価格は5000万円台から。出荷時期は2021年3月を見込む。

均一に分布した金属粉末材料に、金属粉をつなぎ合わせるのり(バインダー)をインクジェット印刷のように塗布する工程を繰り返してモデル形状に固めるバインダージェット方式を採用した。

従来のバインダージェット方式の金属3Dプリンターは、造形物を焼く時間や温度を顧客自身で試験し、調整する必要があったが、ショップシステムは専用ソフトウエアを使った制御で容易に金属造形ができる。

これまで丸紅情報が提供してきた熱溶解積層方式(FDM)の3Dプリンター「スタジオシステム」は、1週間当たり10―50個のモデル生産が可能だったが、ショップシステム(8L)の場合、500―1000個の生産ができる。バインダーを塗布する際の印刷解像度は1600dpi(1インチ当たりドット)と高精細で、精度の高い造形モデルが生産できる。

造形可能な大きさは幅350ミリ×奥行き220ミリ×高さ50―200ミリメートル。造形物の高さに応じて、プリンターを4L・8L・12L・16Lの4種類から選べる。


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