ノダキ 街の活性化へ地元で連携

熱中症対策に「現場の相棒」はいかがですか―。機械工具専門商社のノダキ(名古屋市西区、野田典嗣社長)は、2020年6月、塩ビタミンゼリー「現場の相棒」を販売した。同じ名古屋市西区に本社を構える駄菓子メーカーの共親製菓(名古屋市西区)と協業。工場や工事現場などで長年課題だった、真夏の塩分補給を解決する商品として80万本以上販売した。 3番目に掲げる「すべての人に健康と福祉を」の一環。きっかけは「熱中症対策をどうにかしたい」という顧客の声だった。そこで「顧客の困りごとを解決するのが商社」の志のもと、同年4月に社内に設置した国連の持続可能な開発目標(SDGs)推進委員会で「現場の相棒」が生まれた。 ノダキは19年から本格的に、SDGsを社内へ取り込み始めた。「SDGsとは何か」を知るため野田社長自らが動いた。識者へのインタビューを重ね、トップ自らがSDGsへの理解を深めた。次に社内で当てはまる活動を探し、3Rやペーパーレスなどをポスターにして掲示。社員に対して身近なところからSDGsを理解するよう呼びかけた。

まちづくりに貢献するため、中日本フェンシングに協力(下段中央左が野田典嗣社長、下段中央右が太田雄貴日本フェンシング協会会長)

社外へもSDGsの輪を広げる。4番目に掲げる「質の高い教育をみんなに」のため、小学生を対象に職業体験イベントを企画中だ。製造業や専門商社など、小学生にとって身近ではない職業体験をすることで「モノづくり王国愛知を支える会社を知ってもらう」(野田社長)のが目的。年内の開催が目標だ。

また11番目に掲げる「住み続けられるまちづくりを」のため、本年度開催予定の「中日本フェンシング」に協力。フェンシングを活用した街の活性化を目指す。

SDGsの活動を通じて野田社長は「まちづくりに貢献したい」と意気込む。「現場の相棒」もその一環で、地元企業と連携して生産し、小中学校に寄付した。自らが軸となりSDGsの輪を広げることで、未来の街づくりにつなげていく。