小川珈琲(京都市右京区、小川秀明社長)は2020年9月、社内に「SDGs推進委員会」を発足した。環境保護やフェアトレード認証コーヒーの取り扱いなど、社会貢献に取り組んできたが社員の意識にバラつきがあった。そのため同委員会で自社の取り組みを社内外に発信し、社内の機運を高める。委員長を務める小川雄次取締役経営企画室長に狙いを聞いた。(京都・大原佑美子)

―社会的責任(CSR)活動の考え方を教えて下さい。

「コーヒーサプライチェーンの一員として生産者と消費者をつなぎ、おいしいコーヒーを提供し続けるためにできることを取り組んできた。1995年に『有機JAS認証』コーヒーを、2004年に『フェアトレード認証』コーヒーの取り扱いを始めるなど、持続可能な社会の実現に貢献している」

―SDGs委員会発足のきっかけは。

「当社は18年に国連の持続可能な開発目標(SDGs)に賛同しSDGs宣言を発表した。20年11月にはグリーン購入ネットワークによる環境に配慮した商品の購入で優れた取り組みを表彰する『第21回グリーン購入大賞』の中小企業部門で大賞を受賞した。一方、こうした取り組みを“自分ごと”として捉えていない社員もいる。興味を持ち、主体的に取り組んでもらうため同委員会設置を決め、メンバーを募集した」

―どんなメンバー構成とし、活動を進めていく計画ですか。

「営業、生産、店舗スタッフなど全部署から12人のメンバーを選抜した。月1回の定例会で、会社としてSDGsに関してどう取り組むのか、プロモーションのプランづくりや誰に対して発信するかなど具体的に詰める。任期は2年。取り組みにメリハリをつける」

―今後の目標は。

「22年に創業70周年を迎える。現在、別部署で取り組んでいるが、同委員会とタイアップした企画で盛り上げたい。昨今は高校や大学など教育機関からSDGsに関する問い合わせも多い。それに対応したパッケージ作成や将来的に出前授業もできたらよいと思う」

小川珈琲は「第21回グリーン購入大賞」の中小企業部門で大賞を受賞した