官民一体で取り組んでいる「空飛ぶクルマ」の2023年の実現に向け、政府は21年度中に試験飛行のガイドラインを策定、公表することを決めた。今後、本格化する試験運航に関し、必要な基準や手続きを明確化、実現に向け環境整備を急ぐ。

3月末までに試験飛行の関連条文の一覧と試験飛行の許可事例を公表する。21年度の早い時期に試験飛行のガイドラインを策定。その後、23年の事業スタートに向け必要な基準や手続きについて、「空の移動革命に向けた官民協議会」での議論を踏まえ順次公表する。

空飛ぶクルマは離島や過疎地の移動、災害時の人命救助や物資支援など、新たなモビリティーとして期待が高まっている。

経済産業省と国土交通省は20年、同協議会に機体の安全基準、操縦者の技能証明、運航安全基準の三つのワーキンググループを設け議論している。今回、空飛ぶクルマの実現に取り組んでいる三重県から、試験運航に関する許可基準を早期に明確化するよう要望があり、今後の取り組み方針を定めた。