コロナ禍で変化する消費者行動。食もその一つだ。健康志向の急激な高まりから、体に良いかどうかを重要視する傾向が強まった。一方、食事に罪悪感を抱く消費者心理も目立つ。コロナ禍で食はどう変わっていくか。

オンラインイベント 「〜お酒は飲みたいけど、健康にも気を付けたい〜みんなで「罪悪感」を考えよう!」開催決定!
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2020年10月にキリンビールが発売した「キリン一番搾り 糖質ゼロ」が好調だ。「日本初のビールで糖質ゼロ」というチャレンジングな商品だったが、投入後1カ月で年間販売計画の8割を達成。その後、上方修正した目標も1カ月で突破した。コロナ禍では「自分の身は自分で守る」行動の必要性が繰り返し強調され、食を選ぶ際も「健康に配慮しているかどうか」を重視する傾向が強まった。

さらに注目すべきは、それが罪悪感にまで結びついている点だ。マルコメ(長野市)が20年6月に実施した「外出自粛期間中の食生活」に関するアンケートでは「食事への罪悪感」が増したと回答した人が55%に上った。

亀田製菓は、植物性代替肉(たんぱく)のおやつを「おゆるしジャーキー」と名付けた。「おつまみやおやつでもギルティフリーを実現できれば」との思いを込めたという。また同社は「おゆるしジャーキー」を環境に配慮した商品としても訴求する。「畜肉よりも大豆の生産は環境負荷が低い。身体にも環境に配慮した商品を選ぶことは、ストレス解消にもつながるのでは」(亀田製菓の近藤氏)。

コロナ禍によって社会課題に目を向ける機会が増加し、食と社会との関係性にも関心が集まる。健康と環境、これら2つへの罪悪感を感じさせない食を選択するニーズが高まる。

オンラインイベントのお知らせ

〜お酒は飲みたいけど、健康にも気を付けたい〜みんなで「罪悪感」を考えよう!
2021年3月19日 20:00〜21:00(終了予定)
参加費 1000円
キリンビール「一番搾り糖質ゼロ」、亀田製菓「 減塩 亀田の柿の種」を送付します。当日はお酒とおつまみを一緒に楽しみながら、参加いただければと思います。
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ニュースイッチでは、特集「おいしいは罪ですか?」に関連したオンラインイベントを開催します。
 「健康に気を付けたいけれど、おいしさも楽しみたい」「健康志向な食事をしたいが無理や我慢は感じたくない」という、一見相反するニーズを併せ持つ消費者が増えています。これに対し、メーカーはどのように商品開発やプロモーションを行っているのでしょうか。
 特集に登場したキリンビール「一番搾り糖質ゼロ」を担当するマーケティング部ビール類カテゴリー戦略担当の北島苑氏、亀田製菓で「亀田の柿の種」ブランドを担当する経営企画部 コーポレートコミュニケーションチームの池ノ上雄樹氏をゲストに迎え、それぞれ社を代表する定番ブランドで健康志向商品を発売した背景や、コロナ禍によりお酒やおつまみ・おやつを取り取り巻く状況がどう変化したか伺います。