豊田自動織機はスタートアップ企業との協業により、4月以降、自律走行型無人搬送車(AGV)販売とロボットのサブスクリプション(定額制)サービスに市場参入する。これまでに物流システムやRaaS(サービスとしてのロボット)などを手がける2社に出資したほか、倉庫マッチング事業を手がけるsouco(ソウコ、東京都千代田区)と業務提携した。スタートアップとの連携を加速し、物流倉庫向けソリューション事業の拡大を目指す。

資本業務提携したのは、物流業務全般のデジタル化や自動化を手がけるSEAOS(シーオス、東京都渋谷区)と、サブスクリプション型のロボット販売を手がける+Automation(プラスオートメーション、東京都港区)。シーオスとは位置の特定と地図作成を同時に行う、自律走行型AGVを共同開発しており、4月以降、市場投入する計画。

また2021年度上期中に、豊田織機の顧客にプラスオートメーションのサービス販売を始める。自社製品と組み合わせた提案のほか、将来的にはプラスオートが扱うRaaS製品ラインアップに自社製品を追加することも視野に入れる。

業務提携したソウコとは、4月以降、同社のシステムを使った実証試験を始める予定。既存顧客に倉庫マッチングサービスを提案するほか、顧客が抱える空き倉庫や倉庫ニーズの見える化、マッチングが成立した顧客向けに自社製品の提案などを進めていく。

豊田織機の物流関連事業は現状、フォークリフト販売が中心。倉庫内業務向けの販売や、荷物や販売形態の多様化に合わせた製品・サービスの拡充が課題だった。

スタートアップとの連携で事業スピードやソフトウエア技術などの領域を補完し、ソリューションビジネスの強化を狙う。