【名古屋】鯱第一交通(名古屋市北区、梅本伸社長)と大宝第一交通(名古屋市熱田区、同)は、2022年3月までにタクシー乗務員を中心に正社員を両社合わせて計100人を採用する。例年の約2倍で、大学新卒20人、高校新卒10人、中途採用70人の人材を確保する。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で失業して再就職を目指す人の受け皿となるほか、高齢化している乗務員の若返りを図る。

両社は第一交通産業グループ。タクシー配車のアプリケーション(応用ソフト)の導入や保障給制度などで収入を確保しやすい環境整備をアピールして人材確保を図る。同グループ会社や提携会社など全国の希望勤務地の紹介も可能で、採用時の引っ越し代の補助制度もある。

就職氷河期世代などを対象に、やりたい仕事が見つかるまで雇用する「夢チャレ就職」も受け付ける。入社後の資格取得では、2種免許や運行管理者、観光マイスターなどの乗務員関連に加え、社会保険労務士や行政書士、衛生管理者など間接部門関連の取得を支援する。

人材確保では、新型コロナの影響で人員過剰となっている企業からの出向受け入れも増やす。両社はすでに中部国際空港(愛知県常滑市)のグランドハンドリング事業会社から7人受け入れている。雇用調整助成金の特例措置は緊急事態宣言解除の翌月までの見込みのため、休業中で収入確保が難しくなる人が増えると見られ、50人程度に増やす考え。