村上開明堂は国内工場のスマート化を加速し、2025年をめどに製造現場の完全無人化を目指す方針だ。ミラーシステム事業の製造拠点の大井川工場(静岡県藤枝市)など国内3工場で検査・運搬工程に続いて、4月から鏡の組み付けなど難作業工程の自動化に着手。今後は遠隔操作による作業も視野に入れる。

大井川工場、藤枝工場(藤枝市)、築地工場(同)では主にドアミラーを製造する。3工場には外観検査装置を導入し、アセンブリー最終工程一部の28検査項目を自動化。検査時間を3分の1に短縮した。大井川工場では自律型無人搬送車(AGV)を活用し、空き箱運搬の無人化などで成果を上げている。

21年度は大井川工場で鏡の組み付けを自動化する。多関節ロボット2台を導入し、ガラスにテープを貼り、プラスチックをはめ込む工程の自動化工法を確立した。5月に運用をはじめ、生産性を現状比2倍に高める。

築地工場には多関節ロボット1台を導入し、バックミラーのユニット部品の自動化に取り組む。

同社は17年に工場スマート化に着手。引き続き、ハーネス、ゴム製部品などのロボット活用が難しい作業の自動化について方法・工法を検討する。IoT(モノのインターネット)活用では、築地工場に続き、21年度中に大井川、藤枝の両工場に導入を予定する。