日本電産は22日、2022年3月期連結業績(国際会計基準)で売上高が前期比5・1%増の1兆7000億円、営業利益で同12・5%増の1800億円と、ともに過去最高となる見通しを発表した。戦略事業と位置付ける車載分野が、電気自動車(EV)用モーターを中心に好調。「産業用ロボットや家電向けも強い」(永守重信会長)。全社で推し進めた固定費削減などの構造改革も寄与する。

一方で半導体の供給不足の影響などが不確定要因。足元でも「EV用モーターの受注数ほど、EV自体の販売は伸びていない」(関社長)ため、業績の拡大は下期から本格化するとした。

21年3月期は売上高が同5・4%増の1兆6180億円。当期利益は同約2・1倍の1219億円。パソコンやゲーム機向けで「巣ごもり需要」を取り込んだほか、産業用モーターなどの利益率改善が寄与した。