協同工芸社(千葉市美浜区、箕輪晃社長)は、人体内部の説明に使用する「メディカルイラストレーション」を3次元コンピューターグラフィックス(3DCG)で動画化する事業に参入する。看板事業のデジタルサイネージ(電子看板)製作などで培ったCGや動画のノウハウを生かし、医師から患者への説明や医療裁判、医学生の学習時などに活用することを想定している。6月から受注を開始し、年間50件の受注を目指す。

人体内部のイラストであるメディカルイラストレーションを制作するのはL&Kメディカルアートクリエイターズ(埼玉県東松山市)。協同工芸社が人体の凹凸をモデリングした画像にメディカルイラストレーションをラッピングして3DCGを作成、動画化して提供する。

箕輪社長は「正しい医療知識が一般の人々に伝わるチャンス」と医師と患者間などにある医療コミュニケーションの改善につなげる考えだ。

静止画の提供にも対応し、医療機器メーカーや病院、医療教育現場などで販路を開拓する方針だ。コロナ禍の中で飛沫(ひまつ)飛散防止用アクリル板の販売で開拓してきた医療市場を深耕する。

今回の新規事業を通じて医療関係のデータ蓄積を進め、2025年に開かれる健康と医療がテーマの大阪・関西万博のパビリオンへの参入を目指す。