PETボトルリサイクル推進協議会(東京都中央区、佐藤澄人会長)は資源循環に向け、2030年度までに使用済みペットボトルの100%有効利用を目指す。使用済みボトルを新たなボトル原料に再生する「ボトルtoボトル」を推進、30年度にはペットボトル向け再生樹脂の割合を50%(現状約12・5%)にする。世界最高水準のリサイクルで、さらに量と質の双方を高める。

このほど策定した25年度までの自主行動計画によると、前回20年度までの計画と同様にリサイクル率を「85%以上」とした。実績は18年度が84・6%、19年度が85・8%。

計画では今回から新たに、国のプラスチック資源循環戦略などを踏まえ、有効活用の100%目標などを設定した。

ペットボトルの有効利用率は19年度に98%。その内訳はリサイクルが約86%で、残る約12%がエネルギー利用。有効利用について同協議会は「限りなく100%を目指す。2%の差とはいえハードルは高い」(秋野卓也専務理事)としている。

水平リサイクルである「ボトルtoボトル」を推進することも明記した。使用済みボトルの不純物を取り除き、物性劣化を取り戻す工程を経てペット原料に再加工する。新たな化石資源の投入を削減し、二酸化炭素(CO2)の削減に取り組む。同計画では、リデュース(廃棄物の発生抑制)について数値目標を設定。ペットボトル1本当たり平均重量の軽量化率で「25%以上」と掲げた。従来は「25%」にしていた。