東レ・アムテックス(大阪府富田林市、宮石和彦社長)は、7月から芝生上の表面温度が自社従来品より涼しく感じられる遮熱・断熱人工芝「テクノヒートリフレクト=写真」を発売する。文教施設や商業施設などに販売する。1平方メートル当たりの消費税抜きの価格は9800円と自社従来品に比べ少し高め。遮熱・断熱という付加価値製品として初年度5000平方メートル分の販売を目指す。

注文は200平方メートルから受け付ける。パイル(芝)部分に遮熱顔料を混練させることで芝表面温度を抑制した。また基材部のラテックス層に、セラミックス材「特殊セラミックバルーン」を添加し断熱効果を発揮。アスファルトから来る下地部の蓄熱を抑制できる。自社調べでは処理を施さない自社従来品の人工芝に比べ、表面温度を約10度C抑えられたという。

人工芝は保育園や幼稚園、商業施設などに設置されることが多い。夏場に万が一、子どもらが芝生上を素足で歩いても、やけどしづらくした。他社品は芝部分のみに顔料を塗布したものが多く、表面温度の抑制は限定的という。

東レ・アムテックスは東レ子会社で、カーペットや人工芝を手がける。人工芝は40年以上作るものの、これまで遮熱・断熱の人工芝は販売していなかった。人工芝は海外製の安価な製品が市場に流入していることから、同社では付加価値品の開発を進めていた。