トヨタ紡織は自動車用シートの骨組み溶接工程についてシートにモーターユニットをはめ込む作業を自動化する装置を高岡工場(愛知県豊田市)に8月に導入する。人手の作業を力覚センサーやロボットなどを活用して自動化する。すでに実施している溶接の外観検査で人工知能(AI)を活用した自動化などを含め、骨組み溶接工程の加工コストを25年度に18年度比4割減を目指す。

同社が導入するのはシート骨組み溶接工程でモーター付きシート(パワーシート)のフレームに、モーターユニットをはめ込む作業の自動化装置。人手だとはめ込み口は形状が複雑なため、こつが必要で作業に時間がかかっていた。力覚センサーやロボットなどを活用した自動化装置にすることで、より効率良く作業ができるようになるとみる。設備投資額は非公表。

これまで人手で対応していた溶接の外観検査もAIを活用して自動化する取り組みを開始した。この取り組みなどを含めシートの骨組み溶接関連の加工コスト削減につなげる。

また、特に人手と原価のかかるシートの縫製工程でも、傾斜台ミシンや円盤ミシンの導入などによる自動化を進めている。各生産工程の効率化を進めることで加工コストの削減につなげる。

一連の自動化でシートの品質とコスト競争力を高める。CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)対応など成長領域への経営資源として振り向ける考えだ。