JR西日本とソフトバンクは、自動運転と隊列走行技術を用いたバス高速輸送システム(BRT)の実証実験を10月から滋賀県野洲市の専用コースで始める。商用利用を始める地域は未定だが、早期実用化へ向け専用道を整備する方針。大阪・関西万博の開幕する2025年をめどに実装を目指す。同システムの実用化へ向けた実証実験は世界初という。

コース整備やバス運営をJR西が、技術管理をソフトバンクが担う。実験へは他に先進モビリティ(茨城県つくば市)、BOLDLY(東京都千代田区)、日本信号(同)が参加する。

実験では3種類の車両をさまざまなパターンで組み合わせて検証する。隊列走行の最大時速は60キロメートル、1回当たりの輸送人数は最大500人を想定。テストコースには一般道と交差する踏切や停留所など、商用運転に近い環境を整備した。自動運転レベルは2―4。

JR西の久保田修司理事は「まちづくりを考える中で一つの選択肢になれば」と話し、既存の鉄道路線の置き換えを含む幅広い運用を目指す考えを示した。