アルファクス・フード・システム(AFS)は、外食大手サイゼリヤの台場フロンティアビル店(東京都港区)に、配膳人工知能(AI)ロボット「サービスショットα2号機」を実証実験用に納入した。同ロボットは天井のマーカーシールを読み取って自動走行し、テーブルへの配膳と下げ膳、案内の3種類の動作ができる。AFSはサイゼリヤの実証実験を機に大手への営業を加速。同ロボットの納入実績は50台弱だが、2022年9月期に約100台へ倍増したい考えだ。

同ロボットは高さ1280ミリメートル、最大幅550ミリメートルの円筒状をしており、中の3段の棚に料理を入れて床面を走行、利用客のテーブルまで届ける。棚は抗菌ボックスの密閉型のため、走行中に菌が付着する心配がなく、衛生的。他のテーブルの利用客が誤って取る心配があるため、配膳は決められたテーブルまでの1方向。下げ膳の場合はこの心配がないため、あるテーブルから別のテーブルと複数テーブルを連続して回り、食べ終わった皿やコップの回収効率を上げる。

新型コロナウイルス感染を避けるため、配膳ロボットを導入する焼き肉店や回転すし店が増えている。利用客だけでなく店側でも「店員の感染を恐れてロボットやキャッシュレス決済を志向する会社が多い」(AFS)。


【関連記事】 ロボットメーカーも一目置く、異能の技術者集団の正体