乗用車メーカー8社が発表した8月の生産・販売・輸出実績によると、8社合計の世界生産台数は前年同月比17・4%減の154万3413台で、2カ月連続で前年を下回った。世界的な半導体供給不足や、東南アジアでの新型コロナウイルス感染再拡大の影響が続いているためだ。各社は今後も生産調整などの対応を余儀なくされる見通しで、完全回復には時間がかかりそうだ。

8社合計の海外生産は前年同月比17・9%減の109万4979台だった。トヨタ自動車は同19・9%減で、1年ぶりに前年を下回った。日産自動車は同16・9%減。米テネシー州の工場の稼働停止などが響いた。一方、同71・0%増だった三菱自動車は「前年同月にコロナ禍で落ち込んだ反動増」(広報担当者)が出た。

8社合計の国内生産は同16・3%減の44万8434台。ホンダは同44・1%減で、3カ月ぶりのマイナスだった。マツダはコロナ禍に伴う中国からの部品の貨物便運休の影響もあり、同53・7%減となった。

8社合計の輸出は同11・1%減の23万4324台で、6カ月ぶりマイナスだった。同国内販売は同2・6%減の28万7285台だった。

9月はトヨタなどが東南アジアのコロナ禍や半導体不足を理由に生産計画の見直しを実施した。10月、トヨタは国内全14工場で稼働停止日を設け約33万台を減産する。ダイハツ工業も工場稼働を一時停止し、約2万台を減産予定。ホンダは10月上旬の国内工場の稼働率が、計画比3割減となる見通しだ。