帝国データバンク(TDB)が発表した9月の景気動向調査(全国)は、景気DIが前月比0・7ポイント増の39・9となり、2カ月ぶりに改善した。新型コロナウイルスの新規感染者の急減により、個人消費が上向いた。一方、製造業は半導体不足などの影響で、自動車を中心に落ち込んだ。

景気DIは50を境に「良い」か「悪い」か判断する。地域別は、車産業が集積する北関東と東海以外の8地域が改善した。企業規模別では、「大企業」「中小企業」「小規模企業」の全てが2カ月ぶりに改善した。

業界別は10業界中7業界が改善した。「サービス」は同2・0ポイント増の41・1。「飲食店」が同0・4ポイント増の15・2、「旅館・ホテル」が同0・4ポイント増の10・4と低水準だが、人出増加が寄与した。

「小売」は同0・1ポイント減の32・6。コンビニエンスストア、スーパーの「各種商品小売」が同5・7ポイント増の33・0と回復した。

「製造」は同0・8ポイント減の40・7で、2カ月連続悪化。車など「輸送用機械・器具製造」は同10・6ポイント減の37・6。直近で2020年4月(同12・0ポイント減)以来の悪化幅。半導体不足や東南アジアでの部品調達難が影響。工作機械などの「機械製造」は同0・4ポイント減の46・2。前月割れは20年6月以来。

TDBは、10月は同0・4ポイント増の40・3と予想する。「人々の意識が前向きになる」として、今後は緩やかな回復を見通す。