IT各社は、人工知能(AI)や第5世代通信(5G)などの技術力を生かし、働き方改革や快適な空間作りを支援する。

日本ユニシスは小売業向けAIロボットサービス「ラスフォー」を出展する。店舗が閉店後、ロボットが店内を自律走行しながら棚の画像を撮影。AIで画像解析し、売価や店頭広告(POP)の期限、品切れを検知する。10月には、棚の陳列情報を画像と数値データで出力する機能を追加。売り場の改善や、在庫管理にも活用できる。業務効率化に役立つサービスとして「今後3年間で300台の導入を目指す」(日本ユニシス)。

日立製作所は、昇降機や空調設備などのビル設備の稼働状況を遠隔で統合監視するデベロッパー向けIoT(モノのインターネット)基盤「ビルミライ」を展示する。ビルの利用状況を元に、効率的な清掃・警備作業や保守計画を策定可能。人流データを組み合わせ、施設の混雑緩和にも活用できる。

無人化や遠隔操作による現場改革に向けて、5Gを地域限定で使う「ローカル5G」の提案も相次ぐ。

NECは、低遅延や多地点同時接続などの特性を生かした「重機の遠隔操縦サービス」を提案。建設現場にローカル5G網を構築することで、現場のカメラ映像を遠隔地にいる操縦者が確認しながら重機を操縦できる。

富士通は、ローカル5Gの活用シーンを動画とともに展示。屋外プラントをはじめ、大規模な装置ラインを持つ化学プラントの稼働監視に焦点を当てる。ローカル5G導入により、敷地内にある数多くのセンサーの稼働状況を即時に見える化。作業員は現場に出向かなくても適切に対処でき、事象発生直前の状況も確認できるようになる。

新常態で加速した業務の高度化を実現するサービスの開発・提供に向け、IT各社とパートナー企業との共創活動も、さらに活発化する見込み。そうしたサービスが普及すれば超スマート社会「ソサエティー5・0」が実現することになる。