アイシン、豊田自動織機、デンソー、トヨタ紡織のトヨタ自動車グループ4社はトヨタの燃料電池(FC)バス「SORA(ソラ)=写真」を導入し、披露会を開いた。各社の本社や工場地区で通勤バスなどに活用し、4社合計で年間40トンの二酸化炭素(CO2)排出量削減を見込めるという。脱炭素化に加え、水素需要を広げてインフラ普及にも貢献したい考えだ。

各社1台ずつ導入し12月下旬から運用を始めた。アイシンと豊田自動織機は愛知県刈谷市内の本社と最寄り駅を、トヨタ紡織は猿投工場(愛知県豊田市)を結ぶ通勤バスとして活用。デンソーは高棚製作所(同安城市)で運用し、工場見学用送迎バスにも利用する。

13日会見したアイシンの伊勢清貴副会長は「(今回の取り組みをきっかけに)一般の車両に需要が広がれば水素ステーションの拡大にも寄与する。愛知の地から貢献したい」と意気込んだ。また愛知県の大村秀章知事は「脱炭素に向けた先駆的な取り組みだ。県も先頭を切って全力で取り組む」と力を込めた。