東北大学マイクロシステム融合研究開発センターは工作機械や電子工作機器など、100台以上をそろえたプロトタイプラボを26日に開設する。半導体チップやデバイスなどの試作環境を学内に加えて一般にも開放する。研究成果の社会実装や起業、ベンチャーの開発などを支えるインフラとして機能させる。

広さ300平方メートルの空間に3Dプリンターやコンピューター数値制御(CNC)フライス、カッティングソーなどの機械工作機器、ハンダステーションや卓上スクリーン印刷機、卓上リフロー炉などの電子工作機器、静電気試験器やオシロスコープ、半導体パラメーターアナライザーなどの評価機器を備えた。技術スタッフが常駐して試作を支援する。

概念実証(PoC)などの段階で完成度の高い試作品ができる。ベンチャーにとっては技術の使い勝手とビジネスモデルのすり合わせがしやすくなり、投資を集める際の説得力が増す。利用は登録制で企業技術者など一般も利用できる。

同センターでは試作開発用の共用施設「試作コインランドリ」を運営しており、1万件以上の利用実績がある。この施設の機能の一つとして運用する。