ソフトバンクと東京海洋大学の後藤慎平助教らは、画像認識を利用した1対多の水中光通信技術を開発した。複数台の水中ロボットや水中基地などが同時に互いを認識しながら通信する。カメラと光源で構成でき、安価で汎用的な通信システムになる可能性がある。洋上風力発電や海底ケーブルなどの保守管理などを担う水中ロボの基盤技術になり得る。

カメラで光源の付いた対象を追跡する画像認識技術に、通信用の明滅処理機能を加えた。追跡対象の光を捉えつつ明滅信号でデータをやりとりする。自律追跡性能はプラスマイナス90度ですれ違いざまでも通信できる。実験では3機の水中ロボで自動追尾と通信を確保して、親機から2台の子機を遠隔操縦できた。

水中光通信によるリアルタイムな1対多の遠隔操作は世界初だという。洋上風力発電の整備運用などで水中ロボの用途は広がると期待される。