デンソーは、国内で生産する部品ごとの二酸化炭素(CO2)排出量を2012年度比で半減させる目標の達成時期を、当初の25年度から3年前倒しできる見通しだと明らかにした。今後、省エネルギー手法の横展開などを進め、35年のカーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)達成につなげる。

生産設備の小型・自動化やエネルギーの効率利用などで、22年度中の達成を見込む。例えばアルミダイカストの生産ラインでは、設備の小型化と自動化ラインへの集約で、年間CO2排出量を57%低減した。また半導体生産では熱エネルギーの再利用などで、水の加温などに使う蒸気の使用量を67%減らした。

22年度は省エネ手法などをまとめて「移動型キャラバン」を実施し、CO2排出削減が滞っている国内拠点に事例を横展開する予定だ。将来、CO2排出量をゼロ化できる権利(クレジット)の獲得が激化することも見込み、技術を活用したクレジットに頼らない脱炭素化を目指す。


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