ソニーグループは、2023年3月期に半導体関連事業が前期比36・6%増の1兆4700億円と大幅増収になる見通しを発表した。スマートフォンメーカーがイメージセンサーの大型化や高性能化を進め、製品単価の上昇が増収に貢献する。産業用や車載用の販売も伸びる。「売り上げ増による中期成長を目指す」(十時裕樹副社長)方針で、同分野の21―23年度設備投資計画は当初計画比2000億円増の9000億円に増やす。

23年3月期連結業績予想(国際会計基準)は売上高が過去最高だが、前期好調だった映画分野の反動などで営業減益の見通し。テレビやデジタルカメラなどの製品分野は為替の円安傾向で増収だが、営業利益は物流費などの増加で前期比15・5%減の1800億円を計画。中国の新型コロナ拡大による300億円の減益影響も織り込んだ。22年3月期連結業績は、新作映画のヒットなどで営業利益が過去最高の1兆2023億円だった。