財務省が発表した2022年1―3月期の法人企業統計調査によると、金融業、保険業を除く全産業の売上高は前年同期比7・9%増の360兆7941億円となった。4四半期連続の増収。経常利益は同13・7%増の22兆8323億円と5四半期連続の増益となり、1―3月期としては、19年1―3月期の22兆2440億円を上回り、過去最高を更新した。

経常利益は製造業が同18・4%増の8兆9347億円だった。情報通信機械が通信機器や半導体関連部品の需要増加で同97・2%増となった。化学が製品価格の上昇で同54・5%増だった。非製造業は同10・9%増の13兆8976億円。卸売業、小売業が同36・0%増だった。卸売業で原油など資源価格が上昇したことが主因。

設備投資額は同3・0%増の14兆9040億円と4四半期連続で増加した。製造業は同5・9%増の4兆9348億円だった。輸送用機械がデジタル変革(DX)や脱炭素化など事業の構造改革のための投資で同10・8%増となった。金属製品が需要増加による生産能力の増強で同46・0%増だった。非製造業は同1・6%増の9兆9692億円だった。新規案件の増加で不動産業が同45・0%増となった。卸売業、小売業が新規出店やDXへの投資で同6・7%増だった。

財務省は「製造業の設備投資はコロナ禍前の水準に戻っているものの、非製造業は依然として弱い」としている。