日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が発表した5月の車名別新車販売は、トヨタ自動車の小型車「ヤリス」が5カ月ぶりに首位を取り返した。同車は前年同月比25・6%減に落ち込んだものの、他の人気車種も同様に伸び悩んだ。4カ月連続で首位だったホンダの軽自動車「N―BOX」は部品・部材不足の影響が大きく、同39・3%減と大幅に販売台数を落とした。軽の中でスズキの「スペーシア」が初めて首位を獲得した。

各社、半導体不足や中国・上海のロックダウン(都市封鎖)による生産調整などが影響し、軒並み販売不調だった。上位30車種のうち、19車種が2021年5月の販売台数を割り込んだ。特に、軽は14車種のうち10車種が同月を下回った。今後の見通しについて全軽自協の担当者は「生産調整が今後も当面続くのでは」と話す。

21年5月はヤリス、N―BOX、トヨタの小型車「ルーミー」、スペーシアの4車種が1万台を超えたが、22年5月の大台超えは1車種にとどまった。