ロームは2025年度までに炭化ケイ素(SiC)パワー半導体の売上高を1000億円以上に引き上げる。約1500億円を投じ、同半導体の生産能力を21年度比約6倍にする。松本功社長が8日、子会社のローム・アポロの筑後工場(福岡県筑後市)で報道陣の取材に応じ、明らかにした。松本社長は「25年までにSiC半導体で世界シェア首位を目指す」と意欲を示した。

同社のSiC半導体は、ローム・アポロの筑後工場と、ラピスセミコンダクタ宮崎工場(宮崎市)の6インチウエハーラインで生産している。筑後工場の新棟でも12月から量産し、生産能力を順次引き上げる。25年までに8インチウエハーでも量産する計画。

ロームはSiC半導体への引き合いが、22―25年度の3年間の累計で約8400億円に達する。今後も設備投資を継続し、30年度に21年度比で25倍の水準まで生産能力を伸ばす方針。