ヤマハ発動機と日本自動車連盟(JAF)は、観光地や移動困難者が多い地域などでの低速モビリティーサービス提供に向けた協業契約を結んだ。ヤマハ発の低速モビリティー開発・販売のノウハウと、JAFのロードサービスや自治体との観光協定など全国に広がるサービス網を生かす。

JAFが自治体への導入提案から納車後のメンテナンス環境の構築、ドライバー講習までサービス面を一貫して担う。

ヤマハ発はゴルフカーをベースに開発した電動車で、公道を時速20キロメートル未満で走る「グリーンスローモビリティ」を提供する。ニーズに合わせ、各種システムの搭載なども行う。また、車両のメンテナンス教育や車両の取り扱い講習ノウハウなどでJAFをサポートする。

ヤマハ発の田口慎一郎技術・研究本部NV・技術戦略統括部新事業推進部グループリーダーは「手動運転で始めるが、今後自動運転に関しても一緒にやっていきたい」と話す。

ヤマハ発は2014年から低速モビリティーの実証実験を開始。現在、実証と実装を含めて走行実績は約70カ所で実装台数は100台以上。JAFは10年から地域振興に取り組む。22年3月で646自治体と観光協定を結んでいる。今回の協業を通し、地域が抱える移動の課題解決や地域活性化に向けた取り組みを加速する。