日産自動車と三菱自動車が共同開発し、16日に両社がそれぞれ発売する軽自動車の電気自動車(EV)の受注が好調だ。5月20日の発表から6月12―13日までに、日産の軽EV「サクラ」は1万1429台、三菱自の同「eKクロスEV」は約3400台を受注した。年間販売目標を5万台程度と見込む日産、同1万台に設定する三菱自にとって、部品不足に伴う生産面の制約を克服できるかが課題となりそうだ。

日産によると購入予定者のうち、複数車を保有する人やガソリン車からの代替を考える人が多く、日産車を所有していない新規顧客は半数以上という。ただ、生産面の課題で各販売店への展示車の配備や、顧客に正確な納期を伝えるのが難しい状況が続く。足元の需要は非常に高く、「実車がなくても買ってもらえる状況は初めて」としている。

月850台の販売目標を掲げる三菱自はこれまでに約4倍の受注を獲得。補助金の活用で実質180万円台から購入できる価格帯などが好評を得ているとし、購入予定者の約6割が上級グレードを選択しているという。