大成建設は生産性向上と人手不足の解消に向け、異なるメーカーのロボットを運用したり建物設備と連携させたりできる統合管制プラットフォーム(基盤)「RoboHUB」を開発した。ロボットの走行管理のほかエレベーターなど建物設備との接続を検証し、複数のロボットを施設内で同時に稼働できることを確認した。同社が設計・施工する複数の病院で、2023年1月に運用を始める。

ロボットの制御システムとエレベーターや自動ドア、ナースコールなどの建物設備を接続・連携させることで一元管理できる仕組みを構築した。これにより搬送や案内、清掃、警備など同一施設内で稼働する各ロボットの稼働状況を可視化できるほか、交差点や狭い廊下などでの優先走行やエレベーターを使ったフロア移動なども可能にした。

また、火災や地震などが発生した際には、自動火災報知器や地震速報など建物から受けた緊急情報を活用。人の避難の邪魔にならない場所で、ロボットを緊急停止させることもできるという。施設管理者はロボットの稼働データを分析することで、ロボットの効率的な利用や建物設備の運用を検討できる。