ヤンマーホールディングス(HD)は、2050年までに全製品群での脱炭素対応を目指す「ヤンマーグリーンチャレンジ2050」を発表した。25年までに電動のパワートレイン(駆動系)や農業機械を商品化し、30年をめどに水素燃料やバイオ燃料対応のエンジンを市場投入する。川建治取締役は「50年には世の中の(グリーン)インフラも整う」とし、再生可能エネルギー対応の製品開発を強化する考えを示した。

各社が農機や産業機械の脱炭素対応を急ぐ中、目標年度を明確にすることで差別化を図る。製造など直接的な事業活動では30年までのカーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)を目指す。

同社が同日発表した22年3月期連結決算は売上高が前期比11・4%増の8714億円、経常利益は同54・2%増の489億円で、ともに過去最高を更新した。北米市場における小型エンジン事業などが奏功した。23年3月期は売上高9300億円を見込む。

また同日、26年3月期に売上高1兆842億円、経常利益588億円を目標とする中期戦略を公表した。