大阪大学の中野珠実准教授らは、日本人大学生での印象評価実験で、人は自分と似ている顔を信頼する傾向があることを実証した。従来から柔らかい顔は信頼されやすく、こわもての顔はされにくいという特徴はあるが、自分の顔への類似度も信頼性評価に影響していた。アバターのデザインや個人間で資金を貸すピア・ツー・ピア(P2P)レンディングなど、初対面同士のマッチングに応用できる。

200人の日本人大学生の顔を、30人の大学生が評価した。自分のお金を預けられるかという観点で信頼度を7段階で判断させた。顔の類似度は人工知能(AI)技術で評価し、信頼度と相関があるか検証した。

すると異性は類似度と信頼度に関係は見られなかったが、同性では似ている顔は信頼度が高かった。似ていない顔は信頼度が低い。

心理学では人間は共通点がある人を好む傾向があることが分かっている。第一印象でも同様の結果になった。アバターの設計では似た顔を作ると信頼度が上がる可能性がある。