富士経済(東京都中央区)がまとめた電動車に関する市場調査によると、ハイブリッド車(HV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、電気自動車(EV)を合計した2035年の世界市場予測(乗用車・新車販売台数ベース)は、21年比7・6倍の7970万台となる見通し。25年ごろまでは新車販売台数全体に占める内燃車のウエイトが高いが、欧州や中国でEVが中心となり、30年にはEVが内燃車を上回ると予想。35年には乗用車の主役は内燃車からEVに移行すると予測する。

注目すべきは35年のEVの世界市場予測。中国、欧州、北米が大きく伸長し、21年比12倍の5651万台を予測する。EVのエリア別市場をみると、日本は市場としてはまだまだ小さいものの、同77倍の154万台と急伸を予測。富士経済は「日本は車種の豊富さや車両価格の安さからHVの需要が高く、EVの新車販売台数は微増にとどまっている」としつつ、「今後は他国・他エリアのEVへの移行状況を参考にしながら、段階的にEVへの切り替えが進むとみられる」としている。

35年のHVのエリア別市場については、26年までは内燃車からの買い替えで各エリアで増加し、30年以降は中国と北米がけん引するとみて、同4倍の1536万台を予測する。

PHVのエリア別市場については、主に北米での伸びを受けて引き続き市場が拡大するとみて、同4・2倍の783万台を予測している。

調査は22年2月から6月にかけて行った。