カワサキモータース(兵庫県明石市、伊藤浩社長)は、栃木県茂木町で開かれた自動車レース「スーパー耐久シリーズ」の会場で、研究開発中の2輪車用水素エンジンを搭載したオフロード4輪車の走りを披露した。内燃機関を活用したカーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)の実現に向けて自動車メーカーなどとの連携を進め、実用化を目指す。

カワサキモータースの2輪車「ニンジャH2」に用いているエンジンを水素燃料用に改良。既存のオフロード4輪車のレイアウトを変更して搭載した。

脱炭素に向けた協調領域として、水素エンジンの研究開発にはトヨタ自動車やヤマハ発動機なども参画している。イベント冒頭、カワサキモータース親会社の川崎重工業の橋本康彦社長は「多くの仲間に協力いただいた成果」とあいさつ。トヨタの豊田章男社長が急きょデモドライバーを務め、橋本川重社長を助手席に乗せて約250メートル走行した(写真)。走行後、豊田トヨタ社長は「カーボンニュートラルにはいろんな選択肢がある。ぜひ注目いただきたい」と力説した。