商船三井はノルウェーのエンバイロノールと海水淡水化専用船の協業検討に関する覚書を締結した。水問題に対する解決策の提案として、専用船の建造および事業化を検討する。船舶に水以外を透過しない逆浸透膜を利用した海水淡水化装置を搭載し、海水から飲料水を製造して陸上に供給する。陸上の淡水化プラントと違って土地の取得を必要としない上、中古船を改造しても活用できるため、短納期で稼働できる特徴がある。

エンバイロノールは2011年に設立。船舶を活用した海水淡水化、廃水処理、水質浄化などの水問題解決に取り組んでいる。商船三井が持つ多数の船舶の建造・保有・運航実績と組み合わせることで、相乗効果を狙う。

同船は世界各国の水不足に対応できるだけなく、緊急時や災害時に飲料水を提供することも想定している。

今回の協業は19年に導入した商船三井グループの社員提案制度を通じて発案されたものだという。