日野自動車の10月の普通トラック(積載量4トン以上の大型・中型トラック)の国内販売台数は、前年同月比71・1%減と大きく落ち込んだ。2カ月連続で70%を超える落ち込み幅となった。エンジン不正問題で3月から大型の全車種、中型の一部車種の出荷を停止している影響が出た。

ただ、8月からほぼ停止していた中型の一部車種の生産を1日に再開。「11月はフル稼働という訳ではないが、今後(出荷・販売台数は)改善に向かう」(日野自)とみる。

トラック業界関係者のまとめによると、日野自の10月の販売台数は大型が同68・7%減の434台、中型が同74・2%減の265台だった。合計の販売台数は、いすゞ自動車、三菱ふそうトラック・バス、UDトラックスに次ぎ、2カ月連続の4位となった。

三菱ふそう、いすゞは前年同月、新型コロナウイルス感染拡大や部品不足で工場の稼働率が低下。この10月も半導体不足が影響し、前年同月を上回る落ち幅だった。

大型は、いすゞが同29・2%減、三菱ふそうが同5・6%減。中型トラックは、いすゞが同23・4%減、三菱ふそうが同27・8%減だった。半導体不足の影響が軽微だったUDのみ、中・大型ともに前年同月の実績を上回った。

4社合計の普通トラックの国内販売台数は同35・7%減。日野自は大型の生産・出荷再開の時期をいまだ見通せず、トラック不足は長期化の様相を呈している。